旧・吉田邸
みなさんは、
神奈川県の 大磯町 ってご存じでしょうか?
湘南から、小田原に向け相模湾ぞいに進むと
旧・東海道(国道1号線)に松並木も点在し
海岸近くまで高台が迫る、温暖で美しい街があります。
*********
この町は、明治時代以降
東京から比較的近く、温暖な気候も手伝い
政界・財界の 著名な方々* が、
都会の喧騒を避けて別荘地として利用していました。
* 伊藤博文(総理)山縣有朋(総理)大隈重信(総理)
後藤象二郎 (大臣)山内豊景(旧藩主) 徳川義禮(旧藩主)
岩崎弥之助(財閥)三井高棟(財閥)安田善次郎(財閥)
住友寛一(財閥)尾上菊五郎(歌舞伎)中村吉右衛門(歌舞伎) 等々
そのような一人として
吉田茂(元総理)の養父・吉田健三も
貿易商として財を成しこの地に居を構えていました。
そして養子となった、吉田茂 氏は幼少期からこの地で育ち
総理退任後にも、隠棲の地として住み続けていたそうです。
しかし、
吉田氏は引退後も政界に多大な影響を与え続け
この屋敷を訪れる政治家たちが後を絶たず、
その様子は「大磯詣」と呼ばれていたようです。
なにせ、書斎には
総理大臣官邸への直通電話(ダイヤル無しの黒電話)があり
すぐに連絡がとれたそうです(実物も展示されています)。
「 もしもし**君、※※しておきたまえ! 」
(あくまでも、想像です・・・💦)
さて、そんな旧・吉田邸は
大磯町が改修して昨年から一般公開されています。
*********
いや~!
立派な建物ですね。
2階の窓からは、
遠くに 富士山 が見えますし
相模湾の海 もすぐ近くに見渡すことができます。
1階の ローズルーム と名付けられた食堂は
壁一面にクッションが張られ、庭も望めできます。
また、壁のガラス張りショーケースには
客人たちをもてなしたであろう食器の数々や
吉田氏が愛した日本酒・司牡丹と
交流のあった蔵元の竹村源十郎氏との
ツーショットもかざられていました。
広~い庭には、
大き~い池や
数々の植物、竹林もあります。
海が見える庭の片隅には、
んっ? お墓・・・?
愛犬 ポチ之墓
・・・でした (笑)
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- 開館時間: 午前9時から午後4時30分まで(入館は午後4時まで)
- 休館日 : 月曜日・毎月1日・年末年始(12月29日~1月3日)
※ 詳しくは休館日カレンダーをご覧ください。 - 観覧料 : 一 般 510円(460円)
中・高校生 210円(160円) - アクセス: JR東海道線「大磯駅」下車
徒歩:約30分(約2キロメートル)
バス:「二宮駅行」・「湘南大磯住宅行」
城山公園前下車徒歩5分 - 大磯町特設サイト
- パンフレット(PDF)
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