「 旧・玉川 」 トコトコ part-4
地形は、歴史を語ってくれます。
シリーズ 「 旧・玉川をトコトコ 」 👟 👟 👟
以前の記事は、コチラから
前回、玉川の本流を横切って
ばらく農業用水の役割をしていた旧・玉川
住宅街(畑も多いですが)にはいると
フタをされた暗渠が多くなりました。
今回からは、
ほぼ平坦な地形になり進んでゆきます。
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現在、旧・玉川の名残を
下流方向にある痕跡をたどると
東西方面を通過するいろいろな
交通網と交差してゆくことになります。
No.1 : 東名高速道路
暗渠から、かろうじて
一部、顔を見せた旧・玉川は
「東名高速道路」を横切ります。
というか、東名高速のほうが後から
通ったのですけどね。
以前は、旧・玉川専用のトンネルだったようですが
今は、歩行者用の小さめのトンネルになっています。
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No.2 : 国道 246 号線
また、しばらくの間
住宅街は暗渠になっています。
厚さ30㎝以上あるコンクリートの板で覆われ、マンホールには「都市下水」とあります
しばらく暗渠は、道路(アスファルト)の下になり
その存在自体、わからなくなってしまいます。
そして、「国道246号線」を渡る直前に
取水堰(緑色のフェンスで囲まれる)があり
旧・玉川の流れは、一瞬だけ顔をのぞかせます。
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No.3 : 小田急・小田原線
この辺りから、右手の台地の縁(へり)がなくなり
ほぼ、平坦な地形になります。
ここにも取水用のバルブがあり、
続けざまに向こうに見えるのが
「小田急線」の線路です。
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No.4 : なごり橋 × 2
小田急線をくぐると
旧・玉川が流れていたことを証明するように
川にかかっていた橋が2つ現存しています。
その、一つ目が
この「 玉川橋 」です。
細い道ですが、ここは江戸時代から
阿夫利(あふり)神社 のある、大山(おおやま)に向かう道
信仰の道:大山詣の旧道だったのですね。
そして、100mほど下流には2つ目の橋
「 宿下橋 」 という橋も現存しています。
道幅も比較的広く、比較すれば新しい橋ですね。
この付近は、高台に宿愛甲とう地名があり
その昔は宿場で、その下にある橋という意味で
名付けられたのでしょう(想像です)。
この付近からは、住宅地が多く
暗渠が続き、川の姿は一切見えなくなります。
2本の橋の先、住宅街に入ると
厚木市と伊勢原市の境界を進むことになります。
ちょうど、旧・玉川は以前から
土地の境目(境界)になっていたんですね。
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No.5 : 小田急厚木道路
次は、広い、自動車専用道路の
「 小田原厚木道路 」の地下を
潜り抜けることになります。
道路を渡る 歩道橋 の上からの様子
上下1車線のあ側道と、2車線ある自動車専用道路がわかります
反対側は、東に向かう東名高速道路に向かいます
道幅も広いですね
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この短距離で
いろんな交通網をくぐり抜けましたね。
この先は、遊歩道として整備され
平塚市方面の下流へと続きます。
part.5 へ、つづく
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