お屠蘇(おとそ)
みなさん、明けましておめでとうございます ヽ(▽⌒) アケオメ
やってまいりました、平成23年(2011年)元旦 。
今年も(今年こそは)良い年にしましょうね e(^O^ )9 オゥー!
さて、お正月は雑煮やおせち料理ですが、いただく前に、 お屠蘇 から始めましょう。
「お屠蘇ってなに? お酒でしょ? 違うの?」
ということで、ちょっと解説を・・・
いつごろから?
正月に屠蘇を呑む習慣は、中国では唐の時代に始まり、日本では平安時代からと言われ、嵯峨天皇の頃に宮中の正月行事として始められ貴族だけの儀礼的なものだったようです。その後、江戸時代には庶民の間にも徐々に広まったようです。
屠蘇って、どういう意味?
「屠」は屠殺(とさつ)(動物など大きな生き物や家畜などを殺すこと)、「蘇」は蘇生(そせい)・(よみがえり・生気を取り戻す)というような意味になります。
つまり、「鬼・邪気・病などを追い払い、新しく魂を目覚め蘇らせる」というような意味になりますが、微妙に解釈が違ういくつかの謂(いわ)れがあるようです。
お屠蘇は、「屠蘇散」といわれる生薬を煎じたものをお酒や味醂(みりん)に漬け込んでつくります。
屠蘇散には、白朮(ビャクジュツ)、山椒(サンショウ)、桔梗(キキョウ)、肉桂(ニッケイ)、防風(ボウフウ)など、胃腸の働きを盛んにし血行をよくする働きのある漢 方が入っています。
独特の香りと味がします。
ぜひ、飲んで美味しい お酒 と 味醂 を使って漬けてくださいね。
地域によっては・・・
屠蘇散を使ったお屠蘇は、おもに関西以西で、関東以北では単に日本酒を元旦に飲むことも多いようです。
まあ、いずれにしても大切なのは形式ではなくて一家そろって、また来客と一緒に、皆の無事や健康を祈念してお迎えしようという心・精神だと思います。
この家族そろって、というのがこの頃はなかなか難しいのですけどね・・・
しかし、たとえ家族が一緒に新しい年を迎えられないとしても、屠蘇をいただくことでお互いの無事を願おうではありませんか u(^▽^*)
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v(^▽^*)
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コメント
毎度!
めちゃくちゃ遅くなりました(汗)
あけましておめでとうございます。
本年もよろしく!
「屠蘇散」、関西人ながら初耳です・・
勉強になりました!
投稿: 酒恋倭人 | 2011年1月 9日 (日) 20時51分
酒恋さん
えっ! そうなんですか?
私は、数年前から知ったのですが
関西圏ではメジャーなのかと思っていました(汗;)
投稿: toto | 2011年1月 9日 (日) 23時32分