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2009年5月 5日 (火)

岩手の旅 ~紫波の蔵元編~

4月24日・25日と、岩手県へ行ってきました。

相変わらず、記事が遅れています m(ToT)m

2大宮駅から東北新幹線「こまち」に乗り込みます。新宿からだと大宮からの方が便利なんです d(^ー゜)

盛岡駅に10時すぎに到着しました。

秋田新幹線の「こまち」は、ここ盛岡まで東北新幹線として「はやて」と連結して走行しているそうです。3_2

向こうに見えるのは、丸いお鼻の「200系」。 (¬、¬;)ゞ若いお二人は熱々なことで・・・ε~( ̄、 ̄)ヤレヤレ

冗談はさておき、今回の岩手遠征の目的の一つ「紫波(しわ)の蔵元巡り」のために、東北本線に乗り換えようと盛岡駅の構内をウロチョロ・・・

Photo_17 東北本線の改札へたどり着くと、しまった (^◇^ ;) 出発したばかりです。そして、次の列車の発車時刻までは 1時間以上も時間があります・・・ (ToT;)ゞヤッテシモータ

仕方なく、駅構内をぶらぶら・・・ おっ!「ちゃぐやぐ馬っこ」(^▽^)メンコイナー

売店では・・・

Photo_3Photo_4

御酒蔵なんてコーナーもあって、岩手県内のすべての蔵元のお酒が購入できるようです ヽ(^▽^ゞ)タマランネー

みどりの窓口で帰りの切符をゲットしているうちに、東北本線の発車時刻が近づいてきました。

駅のホームに降りると、2両編成の車両がすでに待っています。

Photo_9盛岡駅を発車すると、車窓からは時々満開の桜が見られます。

15分ほどして、紫波中央(しわちゅうおう)駅に着くとタクシーが2台ほど待っていたのですが、予約客らしき方ですぐにいなくなり、駅前は閑散とした状態に・・・( ̄ロ ̄lll)えぇ・・... .

新たなタクシーは、駅の公衆電話から無料で呼べるそうです (´▽`;)ホッ

さて、こちら紫波町には現在4つの蔵元があります。

  • 吾妻峯酒造店(吾妻峯:あずまみね
  • 月の輪酒造店(月の輪:つきのわ
  • 廣田酒造店 (廣喜:ひろき
  • 高橋酒造店 (堀の井:ほりのい

紫波中央駅から日詰(ひづめ)駅にかけて東北本線の西側に3つの蔵元があり、まずはこの3蔵をタクシーで回ります。

はじめに向かった蔵元は、

廣喜(ひろき)を醸す廣田酒造です。

Photo_12 蔵元の廣田 英俊 氏にお出迎えいただき、快く蔵の中を見学させていただきました。

蔵は、明治時代に立てられたものを前の蔵から受け継いだ建物だそうです。

風格があります。Photo_14

今でも現役のクラシカルな絞り機→ すでに製造されていない形で、故障しても修理もなかなか受けられない状態だとか。今後が少し心配だそうです。

そして、お土産はこれ!

Photo_15「廣喜・特別純米原酒・酒の独り言

地元・岩手県産の酒造好適米「吟ぎんが」を60%精米で使用しています。低温発酵でじっくりと醸した「味純米・原酒」ということです。

原酒らしく、しっかりとした味わい、キレのある酒質で美味しいです ч(´▽`)Photo_8

「宿で呑ってください」と、toto の大好きなにごり酒

「南部初雪・特別純米・生原酒」もいただいちゃいました。

廣田蔵元ご親切にありがとうございます。

次に向かったのが、

吾妻峯(あずまみね)酒造店・・・ 連絡がうまく取れず、ダメ元の訪問です A ̄▽ ̄;) イルカナ?

蔵元の玄関で声をかけようとしていると、玄関脇の事務所からお声が 「何でしょう?」 ☆‐(∇≦)ビックリ

Photo_16 「紫波の蔵めぐりをしているんですが、お酒買えますか?」 と、お伝えすると

「あっ!もしかして神奈川の方? メールで、明日なら蔵見学が出来ます と打っておいたんですよ~」っと、朝からメールチェックをしていなかったんで、すいません (⌒O⌒)ゞゴメンネ・ゴメンネー

お声をかけてくださったのは、第十三代蔵元の 佐藤 元  氏です。

どこぞの格闘家のような風貌です o(^▽^)o カックイィー

今日はみなさん超・忙しくて、先ほど盛岡駅から電話をしたときもつながらなかったんですね。

Photo_17そして、お酒もほとんど置いていないとのことだったのですが、何があるのか伺うと(普通酒だけかな?)

「純米吟醸・生」の4GBが2・3本だけなんです・・・。 と申し訳なさそうに

ラッキー!それがいいですv(^▽^*)

「吾妻峯・純米吟醸 生」 です!

生酒らしく若々しい味わいで、酸味と旨味のバランスもよく、toto 好みの甘味もあって好みです (=´∇`=)

お燗してもgoodです d(^o ^)

お米は、やはり岩手県産の美山錦を50%精米で使っています。純米大吟醸規格ですね。でもとてもリーズナブル!!

佐藤蔵元、本当にお忙しいところありがとうございます。

さて、お次にお邪魔したのは、

「堀の井」さんです。Photo_18

蔵に到着すると何やら、次期蔵元の 高橋 良司 氏と toto が乗ってきたタクシーの運転手さんはお知り合いのご様子。

後で伺うと、今日利用させていただいたタクシーの運転手さんは「堀の井」さんの超・地元の方で、地元の行事などではいつも助け合う仲なのだそうです。

これも、お酒の神様の オ・カ・ゲ なのでしょうか ヽ(⌒O ⌒)

Photo_10 堀の井さんでも蔵の中をぐるっと案内していただきました。その後、お茶をいたたきながら、岩手県の酒造の現状と課題などについても高橋氏のお話しを伺うことが出来ました。

お土産には高橋氏お薦めの「純米・原酒 堀米」です。

「地酒は米作りから」という蔵のモットーから、自家生産米100%のトヨニシキを使って醸した純米酒です。ビンも紫外線カットの袋に入れられているこだわりです。

純米原酒らしく、酸がしっかりしてどっしりとした旨酒です。お燗することにより旨味が花開き、ゆっくりと味わえるお酒ですね~ u(∇≦)

お忙しい中、ありがとうございます。

今回乗り合わせたタクシーの運転手さん「酒好きの蔵元巡りです」と言うと、待ち時間はメーターを倒さずに待っていただき約5000円で3蔵を回ることが出来ました。

ありがとうございます (^▽^)(-。-)(_”_)

最寄りの日詰駅でお別れして、最後の蔵へは東北本線を2駅戻ります。

古舘駅から徒歩で15分ほどお散歩、Jr

四つめの蔵元、月の輪酒造店に向かいます。

古館駅には、「月の輪」の名前の由来を語るこんな看板も

Photo_20

実はこちらも、蔵見学をお願いしたのでしが、杜氏の 横沢 裕子 さまから「残念ながら都合がつかず、両日は蔵見学は出来ません」との返信メールをいただいており、残念ながら蔵見学は断念です。

それでも蔵元の様子とお土産だけでもと訪問しました。Photo_19

国道沿いにある販売店の奥に見えた立派な建物へ、伝統を感じさせるたたずまいです。

Photo_3 これは玄関脇にたたずんでいる可愛い「月の輪?クマ?」

建物の中に入ると、これがまたいい感じの雰囲気です。お声をかけたのですが・・・、お返事がありません。

外の作業場のほうから若い蔵人さんが駆けつけてくれて「お酒は国道沿いの販売所で買えます」と教えてくれました。

国道沿いの販売店へ戻る途中も、若い女性蔵人から元気にご挨拶いただきました ヽ(▽⌒)活気がありますねー

販売所で声をかけると、素敵な奥さまが対応に出ていらっしゃいました。Photo_7

少しお話しをさせていただくと「もしかしたら、神奈川の方?」えっ!なぜにご存知で・・・

お母さまは、お嬢さまでで杜氏の 横沢 裕子 さまにお話を聞いていたそうです。ご迷惑をおかけします (´▽`;)ゝ

「あいにく今日は、杜氏も社長も用事で出かけていまして・・・」

とんでもない!toto が好きでお邪魔させていただいているのですから。

2 麹から生まれたシュガーレスのアイスクリーム「糀っ娘(こじっこ)アイスを食べながらお話をうかがうと、現在の月の輪酒造は、昨年に蔵入りしたばかりのフレッシュ蔵人(まだティーンエイジャー)二人を含め新生酒蔵と言ってよいのかもしれません。

Photo_16 しかし、伝統に裏打ちされた酒質はしっかり守られていて toto も好きな「純米・月の輪」の味は以前のまま u (▽⌒) オイシー

Photo_12 そして、お土産は「徳丹城/別将・純米吟醸・活性にごり生原酒」にしました。

お米は、同じ紫波郡の矢巾町にある徳田の地で収穫されたブランド・徳田米のどんぴしゃり。このお米を60%に精米して使用しています。

矢巾町内及びその周辺地域で住民主導による豊かなまちづくりのNPO法人「やはば協働センター」が企画したお酒になるそうです。

活性生酒らしく、少しピリピリと微炭酸が口中を刺激します。甘味を残しながらも爽やかな酸味と旨味がおいしいです。

お燗にしてもGoodですね。ビンの底の方は、多きめのお米のツブツブも残っていて大満足です u (▽⌒) オイシー

紫波の蔵元の造りは、数百石とみな小さめな蔵元ですが、地元にしっかりと根付いて頑張っていました  e(^。^)9

とても慌ただしい蔵元巡りでしたが、今度はゆっくりとお邪魔させていただきたいです v(^▽^*)ヨロシクー

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