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2008年8月31日 (日)

福島の地酒(飛露喜)

本日の一本は、福島の地酒「飛露喜」特選純吟です。

Photo_3 蔵元は、合資会社 廣木酒造本店で河沼郡会津坂下町(あいづばんげまち)にあります。ホームページはないようです。

 会津盆地の西部に位置する会津坂下町は、馬の刺身(馬刺し)や馬油、馬革製品などのほか桐製品などが名産です d(゜O゜)

四季を通じお祭が多く、8月には名物「ばんげねぶた」・花火大会などの夏祭り、1月には巨大な米俵を下帯一本の引き子が豪快に引合う400年の伝統「大俵引き」があり、この引き子は公募もしているようです。totoも、もう少し肉体的に魅力があれば参加したいところなんですが・・・ d ( ̄ ・ ̄)ヾ(`▽´; )ハジメカラムリダロ!Photo_9

お祭好きの活気にあふれた町のようです。

 蔵元は、JR只見線の会津坂下駅からほどなくの街中にあります。創業は、江戸時代後期の文化文政年間で、地元では「泉川」の銘で醸してきました。

全国的にも有名になった「飛露喜」ですが、1996年に、杜氏が高齢のため引退され、翌年から廣木健司氏と先代のお父さまが造りを始めたそうです。しかし、その翌年にはそのお父さまが逝去し健司氏は「一時は廃業も考えた」そうですが、34歳の若さで蔵を継ぐことにきめたそうです。

Photo_5 そてし、「一歩でも自分の酒造りの質を向上させたい」「濃密な透明感のある、存在感のある酒を造りたい」と言う一心で「喜びの露が飛ぶ」旨酒を目指して仕込んだそうです。

1999年に発売された「飛露喜」は、地酒ファンの間で瞬く間に話題になり、現在はその仕込みの少なさも加わり幻の酒になりつつあります。「飛露喜」のラベルの文字は、健司氏のお母さまの「浩江」さんによるものです。発売当時、急激な人気にラベル印刷が間に合わず、「浩江」さんが一枚一枚手書きで書いていた時期もあったそうです。

 飛露喜では、それまでは1SB(一升瓶1,800ml)のみのラインナップでしたが、昨年(2007年)からこの特選純吟で初めて4GB(四合瓶720ml)を出しています(特選純吟は4GBだけのラインナップ)

お米は「山田錦」を麹米40%精米、掛米50%精米で使っています。アルコール度は16.3%、日本酒度+2、酸度1.7です。

  上がり香は強くはないのですが、洋ナシやバナナのように熟したフルーツのような香りがあります。口に含むとまず、すぅッと酸味がきてから、トロッとした舌触りとともに濃厚な旨味と余韻にかけて甘みがわぁッと広がります。含み香はやはり熟したフルーツ系、上がり香りにパイナップルも加わったような甘めの香りがします。余韻が楽しい (=´∇`=)♪~

お燗にすると(たぶん誰もやらないと思いますが・・・) 酸味は少し増すようですが、これが嫌味のない爽やかな酸味で、暖めたことにより旨味が増加されて、これまたおいしぃ~です ч(´~`)

お値段は、4GB(四合瓶・720ml)で2.625円 です。

この特選純吟の箱には、小さな文字でこう書かれています。Photo_7

  Japanese Sake Hiroki 

    飛・とぶ/露・つゆ/喜・よろこぶ

       喜びの露がほとばしる

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コメント

私も1本・今年頂きました。
特長的な味わいですねぇ~。
お燗は、思い浮かばなかった・・・残念!
熟成変化をテストしたく、1本5℃前後で冷蔵保存しております。
吉と出るか・・・凶と出るか・・・?

投稿: TAKA | 2008年8月31日 (日) 21時27分

TAKAさま こんばんは~

 実は、totoも楽しみにしている熟成酒(自家製古酒)があります。
 蔵元でも「そんなのないよ~!」っていわれてから、いじらせてもらいたいと思っています。蔵元いじめの「S」かしら?
それとも、それまで待てる辛抱強い「M」でしょうか?? ( ̄▽ ̄)ノ_彡

投稿: toto | 2008年9月 1日 (月) 21時13分

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