福井の地酒(伝心)
特集 : 福井の地酒 其の九
本日の一本は、福井の地酒「伝心」純米吟醸酒・雪です。
蔵元は、一本義久保本店 http://www.ippongi.ne.jp/ippongi/index.html で、勝山市にあります。
福井から東へ、えちぜん鉄道で1時間弱の終点の「勝山駅」から1キロほどの市の中心街にあります。
蔵の創業は、明治35年(1902年)に久保仁吉氏が前身の「久保商店」を設立し、酒銘「沢の井」を醸造し始めたそうです。その後、勝山藩代々の醸造銘柄である「一本義」の銘を譲り受けたそうです。
「一本義」の由来は、禅語「第一義諦」からの出典で、「最高の真理、優れた悟りの智慧を極めた境地」の意味があるそうです。
さて、今回ご紹介する「伝心」は人が和を結び、人の輪が結ばれること願って醸した酒です。で、県内大手の蔵元の中でも年産わずか500石程度の少量生産で、「特定流通商品」としてすべて品質保持のため品質管理がしっかりと実施できる特定の酒販店のみで 販売されています。
「伝心」には定番として、次の四つの個性があり、それぞれお酒米と造りが異なっています。
- 「土」 EARTH :本醸造
- 「稲」 RICE CROP :純米
- 「雪」 SNOW :純米吟醸
- 「凛」 AIR OF THE BREWERY :純米大吟醸
この「雪」お米は、麹米に山田錦、掛米に五百万石を精米歩合は55%で使用しています。アルコール度は15-16%、日本酒度+6、酸度は1.4です。
上り香りはあまりなく、微かに木の地肌のような、上品な香りです。口に含むと先ず酸味が感じられすっきりとした旨味が広がりスルスルといけます。含み香もやはりやわらかい上品な香りです。
お燗をしようとしていたら、ん?・・・いつの間にか無くなっていました。 誰だ?σ(゚ -゚?)
720mlのお値段は、1,575円です。
ちなみに、伝心と書かれた切抜きのラベルは、機械では貼り付けられないので、一本一本すべて手で貼っているそうです。 (^▽^;)タイヘンソー
「伝心」には定番の四種類以外に「春・夏・秋・冬」の季節限定バージョンもあります。 これも楽しみ~
toto 情報が参考になったら、ポチッと応援願います。 ↓↓↓ ランキングに参加しています。 みんなが書いた、楽しい「酒ブログ」がてんこもり ヽ(▽⌒)
| 固定リンク
「地酒、今日の一本」カテゴリの記事
- SWEET & SOUR(2014.11.20)
- 残草蓬莱(2014.11.06)
- 和歌山の地酒(紀土)(2008.11.10)
- 滋賀の地酒(浪の音)(2011.01.20)
- うぐいす・スパークリング(2011.08.19)
「福井」カテゴリの記事
- 291(ふ・く・い)(2011.10.02)
- 越前若狭の地酒(2010.10.11)
- お屠蘇の代わりに・・・(2010.01.05)
- 若狭・福井の酒 「味わいの会」 (2009.11.01)
- ふくい FUKUI 291(2009.09.06)
コメント
一本義さまは、醸造量が多いと頭に浮かびましたが・・・
『伝心』と言う別ブランドがあるのですね(^_^)
500石の量の酒ラベルを手で貼るのは、かなり大変な作業ですね!
通常のラベルでは、ありませんから・・・
頭が下がります。
投稿: TAKA | 2008年12月15日 (月) 03時15分
そうなんですよTAKAさん
これが、「春・夏・秋・冬」の季節限定バージョンともなると
切抜きされた文字の部分だけが貼ってあるんです。
どうやって貼るんだろ~ (・・ ?)不思議だ
投稿: toto | 2008年12月15日 (月) 23時17分