福井の地酒(白龍)
特集 : 福井の地酒 其の弐
本日の一本は、「白龍」特別純米・冷おろしです。
蔵元は、吉田酒造有限会社 http://www.jizakegura.com/ で、吉田郡永平寺町にあります。 福井駅から「えちぜん鉄道・勝山永平寺線」で30分ほどの越前野中駅の近くにあります。
そうなんです、前回ご紹介した黒龍酒造と同じ永平寺町にあるんですね~
酒銘の「白龍」は、暴れ川・九頭竜川の白く泡立つ激流を白い龍となぞらえて名付けられたそうです。
白山山系の伏流水が湧き出るこの地にはかつて、17の酒蔵があったそうですが今ではこの黒龍・白龍の2蔵のみになってしまったそうです。
吉田酒造も、先代が蔵を引き継いだときは福井県でもっとも生産石高の少ない蔵になっていたそうで、特徴もない一級酒、二級酒のみを生産していたそうです。
東京農業大学と国税局・醸造試験場で酒造りを学んだ6代目当主の吉田智彦社長は「ほんものの福井の地酒をつくる。」「米・水・技 の3つのハーモニーが整って、初めてほんものの福井の地酒ができる」との信念の基、平成元年から自社田での酒造好適米山田錦作りを決意し、試行錯誤の末に完全熟成堆肥での土作りから始めて、自然農法で安定した山田錦の収量を得られるようになったそうです。
そして、「米作りから酒造りまで責任を持つ一貫造りが、白龍の旨さの証だ」と胸をはれるようになったそうです。
さて、この特別純米・冷おろしのお米は上記の田圃で作られた自社栽培の山田錦を麹米に、掛米には県産の五百万石をそれぞれ60%精米で使用しています。アルコール度は17-18%(原酒?)で、日本酒度は+5、酸度は1.8です。
上立ち香はほとんど無く、口に含むとまず旨味と上品な甘みが感じられ、少し遅れてスゥッと酸が広がります。
お燗をしても、基本は変わらず食中酒として美味しくいただけます v(^▽^*)
お値段は、4GB(四合瓶)1,600円で、1SB(一升瓶)は造っていないようです。
吉田酒造では、記念日や御祝いに写真入りやオリジナルデザインのお酒ラベルを、1枚から無料で制作するサービスを行っているそうです http://www.jizakegura.com/rabel/index.html#orijinal ( ^ー゜)b イイネー
一度、試してみたいものです ヽ(▽⌒)
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コメント
『一貫造り』地酒が本来あるべき理想の姿ですねぇ~!
妙に懐かしさと親しみを感じます!!
私も来年、メッケテ飲んでみます。
投稿: TAKA | 2008年11月17日 (月) 20時18分
TAKAさん
米作りからの酒造り、広大な自社田と熱意がないと無理ですよね~ (゜▽゜;)スゴィ
投稿: toto | 2008年11月17日 (月) 23時51分